

令和3年度税制改正大綱が発表され、
令和2年で終了予定だった住宅ローン控除の【3年延長特例】の延長が決定しました!
住宅ローン減税とは、年末のローン残高の1%を上限に、所得税が減税される制度。
消費税10%の増税に合わせ、それまでの減税期間10年から13年に延長されていて、
その期限は2020年末までの契約(購入)でしたが、
コロナウイルスの影響により、その3年延長特例が1年延長されることとなりました。
注文住宅なら令和3年9月末までの契約、
建売住宅なら令和3年11月末までの契約が特例の対象です。
住宅取得のタイミングにお悩みの方は、
ぜひこの「住宅ローン減税3年延長特例」の対象期間中に購入を検討してみてはいかがでしょうか^^
新築を購入したときにぜひとも受け取っておきたい、「すまい給付金」
新築を購入し、いざ引っ越しをしようとなったとき。
家具や家電を買い替えたりと何かと出費がかさみます。
「ついこないだ、住宅ローンや不動産契約で諸経費をたくさん支払ったばかりなのに…」
と、頭を悩ませる方も多いはず。
そんなお金のたくさんかかるタイミングに受け取れる給付金があります!
その名は「すまい給付金」!
受け取るための要件はいくつかありますが、
「住宅ローンを組んだ方」であれば、受給対象となる可能性が高いです!
※建物面積50㎡以上、申請期限等のいくつかの要件があります。
また、「住宅ローン減税」はその仕組み上、収入の多い人ほど多くの還元がありますが、
「すまい給付金」については、収入の少ない人ほど多く受け取れる仕組みとなっています。
これはとてもうれしい^^!
給付額を決定するのは、厳密には「都道府県民税の所得割額」というもの。
聞きなれずピンとこない方も多いかと思いますが、都道府県民税は扶養人数などによっても変化します。
ですので、同じ年収でも扶養の有無などで給付額が変わりますが、例えば扶養人数1人の場合、
・収入額450万円以下 ……50万円
・収入額450万円超525万円以下……40万円
・収入額525万円超600万円以下……30万円
・収入額600万円超675万円以下……20万円
・収入額675万円超775万円以下……10万円
(上記は消費税10%で購入・契約した場合の金額)
が年収と給付額の目安となります。
確実な給付額が知りたいという方は、市区町村発行の個人住民税の課税証明書を取得してみてください。
なお、年収と扶養人数だけでざっくりとした給付額の目安を知りたいという方は、
すまい給付金シミュレーション |すまい給付金 (sumai-kyufu.jp)
(※すまい給付金のHPにとびます。)
↑こちらを利用してみてください。
すまい給付金は、令和3年12月までの実施予定とのこと。
ぜひ、給付金を受け取れるうちに新築購入を検討してみてはいかがでしょうか^^♪
今、別名“太陽光サーチャージ”と呼ばれている再生可能エネルギー賦課金が
年々高くなっていることから、電気料金が値上がりしています。
日本に先立って電力の自由化を導入しているドイツ、イギリス、アメリカでも、
値上がりしていることから、今後、日本も電気料金の値上がりが加速し、
もしかしたら10年後には今の倍の料金に・・・ということもあり得るのです。
そのため、これからの家づくりにおいては、初期コストとなる建築費用だけに
目を向けるのではなく、入居後の光熱費等にも目を向け、バランスのとれた
家づくりをすることが非常に大切です。
●光熱費を削減するための2つの方法
その1:見えない所への投資を抑え過ぎない!
光熱費を削減することが出来る家にするために、
絶対に欠かせないのが断熱性能です。
この性能を数値で表したものがUA値です。
一般的な地域では、0.87という数値が出ていれば長期優良住宅の基準は
クリアしていることになります。
また0.6という数値よりも低い数値となれば、ゼロエネルギー住宅(ZEH)の
基準をも満たしていることになります。
この0.6をクリアする断熱性能を有した住まいにすることが、
これからの家づくりでは必要最低限の条件になってきます。
また、どんなに断熱がきちんとされていても、気密がしっかりしている家でないと
意味がありません。
この気密を知る値としてC値(家の隙間面積を表す値で、
数値が小さいほど隙間が少ないことを意味する)があります。
どこの建築会社で建てるにしても、このC値にどの位力を入れているかは
必ず確認してください。
隙間が多い家は、穴の開いたバケツに水を入れているようなもので、
無駄な光熱費が掛かってきますし、外の虫なども入ってきてしまいます。
今後の維持費が大きく変わってくる要因となり、何より快適な生活からは、
かけ離れてしまいます。
目に見えない所は、将来リフォームしようと思うと大掛かりな工事となり、
初期工事の何倍ものお金が掛かることになってしまいます。
その2:可能な限り家をコンパクトにする!
優れた断熱性能を有していることを前提として、もう1つ意識していただきたいのは、
家を無駄に広くしない!ということです。
そのためには、無駄であると考えられるところをカットすることが
必要不可欠な要素となってきます。
例えば、廊下・・。
廊下をなくした間取りをつくることができれば、それが4帖だとすると
初期費用が60万円〜80万円カットできます。
さらに、廊下がないことで冷暖房の空気を家全体に循環させやすくなります。
それぞれの部屋を個別に冷暖房する必要もなく、冷暖房のロスを最大限に
カットすることができ、これから何十年と暮らして行く今後の生活を考えれば、
光熱費が抑えられるということはかなりのメリットになります。
また、無駄に部屋を広くつくることも、面積をアップさせ、光熱費がかさむ要因となります。
例えば、寝室・・。
10帖の寝室をつくった場合、6帖もあればダブルベッドを置いても、まだ充分な
スペースを確保することが出来ます。
ということは4帖は、無駄なスペースということになり、それをカットする
ことができれば、廊下と同じく建築費を60万円〜80万円減らすことができます。
その上、光熱費もカットできることにつながります。
これからの家づくりで大事なことは・・・
・目に見えない所にこそしっかりお金を掛ける!
・無駄を削り可能な限りコンパクトにする!
この2つを意識してプランをたてることをお勧めします。
みなさまが、より豊かで楽しいライフスタイルを実現できますように~❣
“坪単価”というのは、住宅会社を判断する指標の1つとしてすっかり
定着していますが、たとえ同じ会社でも、建てる家によって全然違ってきます。
例えば、建てたい家が平屋か2階建てかによっても大きく違ってきますし、
同じ平屋や2階建てでも、家の形状によって大きく違ってきます。
また、使う材料によっても、大きく違ってきます。
そして、これらは全て、「どのような暮らしをしたいのか」 や、
「敷地の環境がどのような状態なのか?」 によって決まるものなので、
先に坪単価で価格を判断されてしまうと、その敷地に合わせた
本当に住みやすい家を提案することが出来なくなってしまいます。
家づくりでは、かけるべきコストというものが確実に存在します。
まずは、耐震や断熱といった目に見えない部分です。
例えば、少しでも建築費を減らすために断熱工事にかける
費用を削ってしまった場合、逆にランニングコストとなる
光熱費が高くなり、長い目で見ると損をしてしまうことになります。
仮に、最初の建築費用で断熱工事の50万円分を削ったとしても、
その家に40年住むとしたら、毎年10万円ずつ余分な光熱費を払い続けると
10万円×40年―50万円=350万円も損することになってしまいます。
また、目に見えない部分をないがしろにしてしまった場合、
将来リフォームをする際に、莫大な費用が掛かることにもなってしまいます。
(1000万円を超えることも不思議ではありません・・・)
というのも、耐震補強&断熱補強を行なうとなれば、家を丸裸にして、
全てやり直す大掛かりな工事となるからです。
ですから、目に見えない部分こそ最初の建築時にしっかりと
お金を掛けておく必要があります。
そして、家づくりでは、住みやすい家にするために、
掛けなければいけないコストというのが存在します。
例えば、南からの日当たりが悪そうな場合、1階のリビングの南に
大きな窓をつくっても、太陽の光線が入ってくることはまずないので、
吹抜けをつくったり、リビングの位置を変えたりと、柔軟な思考を持って
プランを考える必要があります。
そうなれば、延床面積には含まれないような余分な面積を施工することになり、
必然的によりコストがかかってくることになります。
しかしながら、そのコストを削ってしまうと、待ち受けているのは
薄暗く、風通しも悪く、寒い、ジメジメした家族団らんスペースです・・・。
そんなところで一生暮らして行くのは、とても悲しく、何より居心地が悪いです。
また、それを解消するためにリフォームをするとなると、数百万円もの余分なコストが
かかることになります。
あるいは、たとえ日当たりが良かったとしても、丸見えの家では
とても落ち着いては過ごせません。
ですからこんな場合、太陽の光線をリビングに入れつつも、プライバシーが確保され、
快適に過ごせるように、プランに工夫を加える必要があります。
もちろん、この工夫にもコストがかかるわけですが、カーテンやシャッターなどの
余分なコストがカット出来るというメリットもありますし、この一工夫を加えたことに
よって、明るさとプライバシーだけじゃなく、風通しや防犯性、それからデザイン性までも
アップすることになります。
つまり家づくりで大切なことは、
・初期費用と維持費のバランスを考え、建てる時だけでなく、
建てた後のことまで考えた上で家を建てること。
・初期費用を考える時、坪単価で考えるのではなく、
予算の中で出来る家を考えるようにすること。
以上のことが、非常に大切なことであるということを
覚えておいていただければと思います。
ZEHをご存知でしょうか?
住まいの断熱性・省エネ性能を上げ、太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、
年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス『ゼロ』に
する住宅、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスのことです。
2030年頃までには、新築住宅はゼロエネ住宅を標準的なものとする方針が立てられています。
このゼロエネ住宅が当たり前となりつつある現在、性能面を特に強調して
打ち出している会社が多々ありますが、
例えば光熱費が削減できるような高性能住宅を建てれば、本当に住みやすい家が出来るのでしょうか?
そして、高性能住宅を建てるために予算を大幅に上げてまで家にお金をかけることが、
これからの時代、正しい選択なのでしょうか?
もちろん、この議論に対しての答えは、人それぞれなので一概には言えません。
ただ、これからの時代は少子高齢化がさらに進み、
国に頼らず自己責任で自分や家族を守っていかないといけない時代に突入し、
人工知能(AI)の発達により仕事や収入に制限が出てくる可能性が高くなることを考えると
家にお金をかけ過ぎないことがとても重要になってくると思います。
もちろん、より質の高い暮らしを実現するためにも、また国が定めた指針に従うためにも、
より性能が高い住まいをつくることは必須です。
しかし、高性能化によってコストアップする分、コストカットすることも同時に考え
提案していくことも、私たち住宅会社の責務だと考えております。
そのために最も必要なことは、面積のカットと無駄のカットです。
家のことだけではなく、土地や庭についても考えなければなりません。
とはいえ、面積や無駄のカットはそんなに簡単な提案ではありません。
出来るだけ大きな家を建てたい・・
出来るだけ広い庭が欲しい・・
出来るだけ部屋は広くしたい・・
出来るだけ収納をたくさんつくりたい・・
こういった家づくりに対する色々な希望や夢がある中、
それらとは逆を進むような提案をすることになるからです。
しかも、面積や無駄をカットしつつも、
明るさ、風通し、プライバシー、収納力、時短が出来る家事動線、
デザイン性、メンテナンスの容易さ、といった快適性や暮らしやすさを満たす
全ての要素を、耐震性や省エネ性といった要素とともに、実現しなければなりません。
コストをアップさせることなく、いい家を建てるためには、
私たち住宅会社の努力やアイデア、工夫はもちろんですが、
そこには、お施主様の協力も必要不可欠になってきます。
これからの時代、家を持っても豊かで楽しい暮らしを実現するために、
今までの常識や当たり前に捕われず、
また、他人の価値観や意見に左右されず、
本当に自分たちにとって大切なコトはなにかということを考えることが、
とても大事なのではないかと思います。
現在、原則として国民年金は65歳から受け取ることが出来、
厚生年金は生年月日に応じて60才以降から受け取ることが出来るように
なっているのですが、
おそらく今後は、この受給開始年齢がどんどん引き上げられていくことになるでしょう。
また、年金額も、どんどん少なくなっていく可能性があります。
そのため、たとえ給料が大幅に下がることになったとしても、
一生現役で働いていくつもりでいなければならないのはもちろん、
IDECO(個人型確定拠出年金)や生命保険などを利用し、お金を上手く運用することで、
不足が予想される老後資金を自分自身で積み立てていく必要があります。
つまり、これからの時代は自分自身の今後の生活のために、
今まで以上にお金を残していかなければならないということです。
そうなれば、自ずと自由に使えるお金(可処分所得)が減ってしまうことになります。
そして、家づくりの予算に対する考え方も変えるようにしなければいけません。
まず、第一に考えるようにしなければいけないことは、
家に負担を掛けすぎないということです。
一生に一度の買い物ですし、せっかく建てるのですから、
できるだけ思い描く理想を叶えたい・・と考えるのが家づくりです。
また、インターネットという手段によって、簡単に情報や画像が手に入るため、
夢が膨らみやすく、それに伴って予算も上がりやすくなってしまうのも、
現代の家づくりの大きな落とし穴です。
しかし、家を建てたからといって、
後の全てが犠牲になってしまっては元も子もありません。
旅行をしたり、テーマパークに遊びに行ったり、
自分の趣味を満喫したり、好きなものを買ったり・・・。
これらの事が出来ないのでは、ストレスばかりが溜まってしまうことになります。
ですが、家を建てた後は、メンテナンス費用が必要になりますし、
なにより今後は老後資金を自分で準備していかなければなりません。
ですから、まずは自分自身の予算をしっかり把握して、
その予算に合わせた土地を選び、家を建てるようにする必要があります。
そしてもう1つ大切なことが、
将来余分なリフォーム費用がかからない家にすることです。
家に負担をかけないということを間違えて捉えてしまうと、
将来、耐震補強や断熱補強など余分なリフォーム工事をしなければならなくなることもあります。
また、最近は「2階の全く使っていない部屋があるから」と減築のリフォーム依頼も増えています。
子どもたちは、やがて家を出て行き、自分で所帯を持ち、自分で家を建てるようになります。
つまり、子どもたちの部屋はいつまでも必要じゃないということです。
また、今はそれほど感じていなくても、やがて足腰が弱り、階段の上り下りが
つらくなってくるかもしれません。それらを予め考え、その時に備えた家にしておく
必要もあります。
これからの時代は、家もお金同様に、今の状況だけを考えて計画してしまうと、
将来に予想しなかったしわ寄せがやってきてしまうことになります。
そしてそのせいで、不便な暮らしか貧しい暮らしのどちらかを
選択しなければならなくなってしまうことにもなりかねません。
そうならないためにも、
・老後資金を準備しつつ、家に負担を掛け過ぎない予算を組む
・将来余分なリフォーム費用が掛からない家にする
これらのことをしっかり念頭に置いて、家づくりをしていただけたらと思います。
住宅ローンには、変動型の住宅ローンと固定型の住宅ローンの2つがありますが、このどちらを選ぶかによって、予算が大幅に違ってくることになります。
ですから、予算を決める時には、住宅ローンをどれにするのか?
ということを最初に決めるようにしなければいけません。
例えば、あなたの状況が、
自己資金として準備出来るのは100万円、毎月の返済額は75,000円まで
だとしたら、変動型を選ぶのか?あるいは固定型を選ぶのか?によって
予算に以下のような違いが生じることになります。
●変動型の場合の予算
変動型の住宅ローンも、銀行や商品によって金利がバラバラですが、
仮にあなたが選んだ変動型の住宅ローン金利が、保証料も込みで0.9%だったとしたら、
返済年数を35年で設定した場合、75,000円の返済金額で借りることが出来る金額は
2700万円ということになります。
となれば、これに自己資金の100万円を足した2800万円が、
あなたの予算ということになります。
●固定型の場合の予算
他方、固定型を選んだ場合、固定型も銀行や商品によって金利はバラバラですが、
少なからず変動型よりも金利設定が高くなっているので、
借入出来る額が少なくなってしまいます。
仮に、保証料込みの金利が1.4%、返済年数が35年、返済金額が75,000円の場合、
借入出来る金額は2500万円になり、変動型に比べて200万円も予算が減ってしまう
ことになります。
しかも、固定型の場合、
保証会社に支払う事務手数料とローン締結の契約書に貼る収入印紙代以外にも、
融資手数料と呼ばれる余分な手数料がかかってくることになります。
そして、これも銀行や商品によって金額が違ってくるのですが、
仮に借入金額の2%かかるとすれば、50万円もの余分な費用がさらにかかってきます。
となれば、土地や家にかけることが出来る予算が、その分減ってしまう
ということになってしまいます。
ですが、前編でもお伝えした通り、変動金利は金利上昇に対応できる方でなければ
オススメできません。
これらを踏まえ、自分たちにはどちらが合っているのかを、
ご家族で納得のいくまでしっかりと話し合っていただけたらと思います。
住宅ローンを後回しにせず、先に無理のない資金計画を立てることが、
家を建てた後もゆとりある生活を維持し、お気に入りの住まいづくりをする最大の秘訣ではないかと思います♪
住宅ローンは、大きく分けて“変動型”と“固定型”の2つに分類出来ます。
今回はざっくりとそれぞれの特徴をご説明いたします♪
〇変動型とは??
市場の動向によって文字通り金利が変わるタイプ。
固定型に比べて金利が安く、住宅ローンを借りる際に必要になる初期費用も安い。
〇固定型とは??
最初に決めた金利が最後まで変わらないタイプ。
変動型に比べて金利が高く、住宅ローンを借りる際に必要になる初期費用も高い。
もちろん、どちらが正しくてどちらが間違っているということはないのですが、
住宅ローンを選ぶ際には、それぞれのメリットとデメリットをしっかり理解して、
あなた自身に合ったものを選ぶようにすることが大事です。
変動型は、市場の影響を受けて金利が変わるものなので、
長い期間で返済していくことになる住宅ローンは、金利上昇の影響を受け、
返済金額が上昇してしまう可能性があります。
また、地方銀行の主力商品は、最初の一定期間だけ金利を固定している商品なのですが、
この商品は、最初の一定期間が終了したら、基本的に金利がアップする仕組みになって
います。
それゆえ、金利上昇に対してそのリスクに対応できる体制を取って備えることが
できなければ、あまりオススメできる商品ではありません。
例えば、3000万円の住宅ローンを35年という期間で借り、
金利0.8%+保証料0.2%=1%の商品を選んだとしたら・・・
毎月の返済は84,685円、10年経った時の残債が22,470,655円に。
10年後、もし景気が良くなったとして、
11年目からの金利が2%ということになってしまったら・・・
毎月の返済は95,242円にまで上がってしまうことになり、
毎月の負担が10,557円も増えてしまうことになります。
もちろん、年齢を重ねていることと、景気が良くなることで、給料もアップしている
可能性もあるので、これで持ちこたえられないということはないとは思いますが、
子どもが成長し、様々なことにコストが掛かるようになっていると考えたら、
住宅ローン返済の負担が増えてしまい、かなりきつくなるのは間違いありません。
ですから、変動型を選ぶ場合には、必ず“貯蓄”していくようにする必要があります。
もし、毎月2万円貯蓄することが出来、10年間で240万円貯めることが出来ていたら、
これを全額繰上げ返済すれば、たとえ金利が2%になってしまったとしても、
今までと返済金額はほとんど変わらないです。
変動型を選ぶ方のほとんどが、
土地や家に予算を使い過ぎ、毎月の返済金額を抑えるために
金利や初期費用の安い“変動型”の住宅ローンを選んでしまっています。
しかし、これは問題を先送りにしているだけのことであり、
幸せな良い未来が待ち受けているとは言えません。
まずは最低限、住宅ローンの特徴を理解したうえで、
しっかりと資金計画を行い、住宅ローンとこれからの生活を考え、
その後で土地や家の予算を決めるようにしていただければと思います。
『借りたものはできるだけ早く返済してしまいたい・・・。
そんな心理が働き、ついつい繰り上げ返済をたくさんしてしまった・・・。』
その結果、手元資金を減らし過ぎて、将来の教育資金が足りなくなり、
住宅ローンより高い金利の教育ローンを頼ってしまった・・・なんてケースも。
一度繰り上げ返済に回したお金は、戻ってきません。
将来の出資資金を考慮して、手元資金とのバランスをとりましょう。
また、全期間固定金利で借りている人は、将来金利が上昇し、
預貯金の金利の方が借りているローン金利よりも高くなった場合
「繰り上げ返済をしない方がお得だった」などのケースもあり得ます。
後悔しないためにも、今後10年、20年先の生活をイメージした、
繰り上げ返済計画を立てましょう。
次回は、住宅ローンについて詳しくお話しさせていただきます。
以下は、ネットニュースに掲載されていた記事です。
「『高齢者は裕福だ』というイメージはもう間違いだ。
高齢者が裕福だったのは『団塊の世代』の以前まで。
50歳代では5割近くが『国民年金未納』となっており、
この先『無年金』や『低年金』のまま退職することになる。
10年後には『職なし貯蓄なし年金なし』という三重苦の高齢者が
大量発生することになる・・・。」
全く他人事とは思えない内容だったので、
思わず目を留めて最後まで読んでしまいました。
もちろん、しっかりと働き続けていれば、国民年金を継続的にしっかり納めているので、
さすがに無年金や低年金はないわけですが・・・・・。
しかし、たとえしっかりと国民年金を納めていたとしても、
私たちの世代は給付される年金額が少なくなることは間違いありません。
そのため、不足分を補えるだけの貯蓄をしていくことをしっかり意識しながら
家を建てるようにしなければいけません。
そうしないと、老体にムチをうちながら驚くほどの低賃金で
一生働かざるを得なくなってしまいますからね。
では、そのような老後生活にならないためにも、
どのような家づくりをすべきなのか?について、
今回はお伝えしていきたいと思います。
●その1:あなた自身にあった予算を理解すること!
まず、最初にしなければいけないことは、見栄をはることなく、
また他人に左右されることなく、あなた自身の予算をきちんと理解することです。
一生に一回の大きな買い物をするわけなので、住みたい地域もあるでしょうし、
出来るだけ広い土地が欲しいと思うでしょうし、
出来るだけ広い家にしたいと思うことでしょう。
また、知人や身内からの意見に影響を受け、
あーしたい、こうしたいが、瞬く間に膨れ上がっていってしまうのが家づくりです。
さらに、共働きが当たり前の現在では、
収入合算さえすれば、思っている以上にローンを借りることが出来てしまうため、
安易に家の予算を上げてしまいがちにもなります。
しかしながら、それらのしわ寄せは近い将来はもちろんのこと、
遠い将来、つまり老後にも大きな影響をもたらしてしまうことになります。
ですから、まずはあなたにとって絶対に無理のない予算を
きちんと把握することから始めるようにしていただければと思います。
●その2:その予算の中で出来る家づくりをすること!
予算が把握出来たら、その予算の中で出来る家づくりをするようにしてください。
考えていたよりも、土地の予算が300万円減ったならば、
それに合わせた地域や、広さ、あるいは立地を探すようにすべきです。
予算を減らさず突き進んでしまえば、家にお金が掛けられなくなるか、
あるいはローンに負担が回ってきてしまい、
貯蓄していくことが出来なくなってしまうだけです。
考えていたよりも家の予算が300万円減ったならば、
その予算の中であなたの家族が過ごしやすい間取りを考えるようにすべきです。
部屋1つ1つの広さや部屋数にこだわれば単純に予算をアップさせてしまうだけですし、
予算を圧縮しながらそれらの要望を満たそうとすれば、
ただただ住みにくい家をつくってしまう可能性ばかりが上昇してしまいます。
日当たりが悪そうな土地が、暗くて風通しが悪くてジメジメした家になるわけではありません。
また、家が小さくなれば、それに連動して窮屈で狭苦しい家になるわけでもありません。
さらに、狭く密集している土地が、必ずしも暗くてプライバシー性の低い家になるわけでもありません。
逆に、日当たりの良い土地が必ずしも明るくて風通しがいい家になるわけでもなければ、
広い土地なら必ずしも開放的な家になるわけでもありません。
また、広い家が必ずしも使いやすいかというと、むしろその逆で、
現実は全く使わない無駄な部屋やスペースだらけだったりします。
ですから、固定概念や従来の常識、また周囲からの様々な意見に左右されることなく
家づくりを行なうようにしていただければと思います。
予算がなにより重要というわけではありませんが、老後のことまで考えると
決して家づくりに予算を掛け過ぎることはオススメしません。
あなたにとっての適切な予算を把握し、その予算の中で出来る最高の家づくりを
していきませんか?
おはようございます♪今回は…
「多くの方が予算カットで陥る罠と、そのしわ寄せとは…?」
について早速お話していこうと思います♪
家づくりでは、削れる無駄をしっかり削ることで、可能な限り予算を圧縮していく必要がありますよね。
少しでも予算をカットしたい!と思っている方が多いのではないでしょうか??
しかしその予算の圧縮を家そのものに集中させてしまうと、非常に暮らしにくかったり、逆に無駄なモノに余分な出費を強いられることになるので、全体的にバランスよくコストカットすることが大切です。
コストカットを家そのものに集中させた場合、
その後の暮らしにおいて、なんらかの不便や不都合が出てくる可能性が高くなります。
どうなってしまうのかを いくつか上げてみようと思います。
●リビングが狭苦しい・・・リビングが片付かない・・・
家の予算を圧縮しようと思うと、家をコンパクトにする必要があるのですが、こうした場合、気を付けなければいけないのが1階の収納不足の問題です。
LDKを広くすれば、どうしても収納が少なくなってしまうし、逆に、収納を多く作ろうと思えば、LDKが狭くなってしまうということですね。そしてそれを補うかのように、スペースが余りがちな2階にたっぷりと収納を作りますが、いつも着る服や子どもたちのおもちゃなど、2階までいちいち片付けに行くのはめんどくさいので普段から頻繁に使うものに関しては役に立たないことが多いんです。
それらは結局LDKのどこかに、それ用の置き家具を買って置くことになり、狭くなるわ、いつもグッチャグッチャにごった返すわ・・という状態になってしまいます。
●家事動線が長くなってしまう・・・
洗濯物の一連の作業もよく考えないと、遠く余計に手間がかかることになってしまいます。2階のベランダまで干しに行くとなると、重いモノを持ったまま最長の家事動線を行き来することになるし、かといって勝手口から外に出て干すとなると取り込むために何回も往復しないといけなくなり、けっこう手間がかかってしまいますよね。
●丸見えの家 or 薄暗い家 になってしまう・・・
このような設計の家は、主に直射日光が当たる方向に窓を作っています。となると、日当たりが良い土地では、外から丸見えになってしまうし、日当たりが悪い土地であれば、光が室内まで届かず薄暗い家になってしまいます。
そして、いずれにせよ周囲からの目線を防ぐために、主な窓には全てカーテンを設置するようになり、カーテン代という余分な費用が別途で発生してしまいます。
●外構(庭)工事に想像以上にお金がかかってしまう・・・
普通のデザインの家の場合、家を惹きたたせるためにも、また丸見え感を少しでも防ぐためにも、外構工事にそれなりの予算をとっておく必要があります。
また、1階の面積が小さい分、土地にも余分な余白が出来やすくなってしまうので、そもそも工事をしなければいけない面積が広くなってしまいます。
●老後に増築しなければいけない可能性が高くなる・・・
老後、もし足や腰が悪くなってしまったらどうでしょう? そうなると、1階に部屋や洗濯干場を増築せざるを得なくなってしまいます。老朽化したキッチンやトイレの取り替えや内装のリニューアルだけでもそれなりにリフォーム費用がかかるというのに、さらに増築までしないといけないとなると、その負担は、倍どころか3倍ぐらいまで跳ね上がってしまうことになります。
このように、家そのもののコストを落とすことに焦点を絞って家づくりをしてしまうと、非常に使い勝手が悪く、住みにくい家になってしまいます。
また、外構やリフォーム費用に余分な費用をかけないといけなくなるので、結果的に費用が高くついてしまいます。
そのため、最初にお伝えさせていただいたように、全体的にバランスよくコストカットしていく必要があるんですよね。
それでは、、、