住宅コラム

資金計画・金利・ローン

2020.8.31

安い家には理由がある?




坪単価”というのは、住宅会社を判断する指標の1つとしてすっかり
定着していますが、たとえ同じ会社でも、建てる家によって全然違ってきます

例えば、建てたい家が平屋か2階建てかによっても大きく違ってきますし、
同じ平屋や2階建てでも、家の形状によって大きく違ってきます。
また、使う材料によっても、大きく違ってきます。

そして、これらは全て、「どのような暮らしをしたいのか」 や、
「敷地の環境がどのような状態なのか?」 によって決まるものなので、
先に坪単価で価格を判断されてしまうと、その敷地に合わせた
本当に住みやすい家を提案することが出来なくなってしまいます。



家づくりでは、かけるべきコストというものが確実に存在します。
まずは、耐震断熱といった目に見えない部分です。

例えば、少しでも建築費を減らすために断熱工事にかける
費用を削ってしまった場合、逆にランニングコストとなる
光熱費が高くなり、長い目で見ると損をしてしまうことになります。

仮に、最初の建築費用で断熱工事の50万円分を削ったとしても
その家に40年住むとしたら、毎年10万円ずつ余分な光熱費を払い続けると
10万円×40年―50万円=350万円も損することになってしまいます。

また、目に見えない部分をないがしろにしてしまった場合、
将来リフォームをする際に、莫大な費用が掛かることにもなってしまいます
(1000万円を超えることも不思議ではありません・・・)

というのも、耐震補強&断熱補強を行なうとなれば、家を丸裸にして、
全てやり直す大掛かりな工事となるからです。

ですから、目に見えない部分こそ最初の建築時にしっかりと
お金を掛けておく必要があります


そして、家づくりでは、住みやすい家にするために、
掛けなければいけないコストというのが存在します。

例えば、南からの日当たりが悪そうな場合、1階のリビングの南に
大きな窓をつくっても、太陽の光線が入ってくることはまずないので、
吹抜けをつくったりリビングの位置を変えたりと、柔軟な思考を持って
プランを考える必要があります。

そうなれば、延床面積には含まれないような余分な面積を施工することになり、
必然的によりコストがかかってくる
ことになります。

しかしながら、そのコストを削ってしまうと、待ち受けているのは
薄暗く、風通しも悪く、寒い、ジメジメした家族団らんスペースです・・・。
そんなところで一生暮らして行くのは、とても悲しく、何より居心地が悪いです。

また、それを解消するためにリフォームをするとなると、数百万円もの余分なコストが
かかることになります


あるいは、たとえ日当たりが良かったとしても、丸見えの家では
とても落ち着いては過ごせません。

ですからこんな場合、太陽の光線をリビングに入れつつも、プライバシーが確保され、
快適に過ごせるように、プランに工夫を加える必要があります。

もちろん、この工夫にもコストがかかるわけですが、カーテンやシャッターなどの
余分なコストがカット出来るというメリットもありますし、この一工夫を加えたことに
よって、明るさとプライバシーだけじゃなく、風通しや防犯性、それからデザイン性までも
アップする
ことになります。




つまり家づくりで大切なことは、

・初期費用と維持費のバランスを考え、建てる時だけでなく、
 建てた後のことまで考えた上で家を建てること。

・初期費用を考える時、坪単価で考えるのではなく、
 予算の中で出来る家を考えるようにすること。


以上のことが、非常に大切なことであるということを
覚えておいていただければと思います。

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